C200Cという夢をみる

C200BがあるんだからC200Cがあってもいいんじゃないか?
そんな妄想を悶々としています。

そもそも今年(2017年)私が所有しているカメラはというと…
・RED EPIC-W
・Sony PXW-FS7II
・Sony α7SII
・Panasonic GH5

ミラーレスは横においておくとして、仕事で使うビデオカメラだとREDとFS7。この2つで問題になることがあるとすれば、、、やはり重量
Crewが数人いていろいろと助けてくれる現場ばかりならいざ知らず、私の関わる仕事となると多種多様になりドキュメンタリー撮影なんかになると「ワンマン」ってなることも度々
そんな時に使えるカメラってのをもう何年も待ち焦がれているんです

もちろんSony FS5やCanon C100なんて軽量のいいカメラも存在しますが、コイツらの何が許せないって、、、そぅ codec!
8bit 4:2:0で高圧縮の映像なんて耐えられない!
そんな理由です

それで今年やっとその条件(軽量で程々のスペックと価格)をクリアした/しそうな カメラがこの2つ
Canon EOS C200 https://goo.gl/YNycNn
Panasonic AU-EVA1 https://goo.gl/JVfpjv

PanasonicのEVA初号機はほぼ完璧な条件かつ価格。
小型軽量かつ10bit 4:2:2 400Mbps収録まで出来るという優秀なスペック。
まだ発売前なので細かいところは分かっていないけど、うん ほぼパーフェクト!

Canonが問題。今年のCine Gear Expoに合わせて発表 夏に発売になったこのカメラ、もう知っている人も多いと思うけど、、、悩ましいスペックなんです。
まず最初に言っておくと、usabilityという観点でいくとほぼパーフェクト!私もまだ数回しか触ったことがありませんが、いままでのCinema EOSのカメラを使ったことのある人なら何も迷うことなく使えるだろうし、フォーカスをタッチスクリーンで出来るようになってAFの使い勝手が断然に良くなった!
ただ収録codecが圧縮RAWか8bit 4:2:0 mp4の2択
RAWは正直長時間収録には向いていないし現実的じゃない。mp4は(そのままでも綺麗なのはわかるけど)正直気分が上がらない⤵️

そこで妄想しちゃうわけ
C200はEVFと他アクセサリーを取り除いたC200Bっていうモデルがあるのね
「C200Bっていうモデルがあるなら、C200Cってモデル作っちゃってもいいんじゃね?」と考えちゃったわけ
じゃぁどんなスペックがいいの?と聞かれれば…
・基本的にC200と同じ装備
・Cinema RAW Lightを無くして代わりにXF-AVC 10bit 4:2:2収録
・C200よりちょっとだけ安い価格

これだけ!

これだけで飛躍的に売れると思うんだけどな〜(オレが欲しいだけ)
絶対同じ事考えている人いっぱいいるよな〜
技術的な障壁は全く分かりませんが、、、

どうでしょ キヤノンさん!?

2018年にはファームウェアのアップデートでC200にもXF-AVCを搭載するって噂で聞いたけど、なんと8bit 4:2:0のXF-AVCとかなんとか、、、
全くもって意味なし!
何を考えてmp4と同じスペックのmxf収録を搭載しようと思ったのでしょう…

 

そんなこんなで私の中級軽量カメラ探しの旅はまだまだ続くのでした…

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RAW or not to RAW

最近REDのカメラが優秀なのには理由があるんだな、と思う事があったのでログしておこうと思います。

写真の世界では普通のこととなっているRAW撮影ですが、動画の世界ではまだまだここ10年も経っていない撮影方法ですよね。
2017年8月時点でもRAW動画収録できるカメラはいくつかしかありません。しかも業務用🎥

まずはそれらの整理から

1.カメラ内部でRAW収録できるカメラ

・REDのカメラ各種
・ARRI Alexa (比較的新しい機種) 各種
・SONY F65及びF55かF5とR5かR7レコーダーを使った場合
・Panasonic Varicam35とCodexレコーダーを使った場合
・Canon C700とCodexレコーダーを使った場合

上記の組み合わせが比較的安定的にRAW収録が出来て、且つ撮影現場で収録に関する冷や汗をかかなくていい場合が多い
ただ専用メディアを使うので運用コストが結構かかる💸

2.カメラ内部でRAW収録ができるカメラ

・Blackmagic Designのカメラ各種
・Canon C200

CFast2.0カードを使うことで安定してカメラ内部RAW収録が出来るタイプのカメラ
カメラ本体の価格は比較的手が出しやすいが、(専用メディア程ではないけど)ご存知の様にそれなりにメディアの費用がかかる💸

3.カメラからRAW outできるタイプのカメラ

・Sony FS7とXDCA-FS7の組み合わせ
・Sony FS5にRAWオプションを追加した場合
・Canon C500
・Canon C300mkII
・Panasonic VaricamLT
・Panasonic AU-EVA1(?)

外部収録機でRAW記録することを前提としているので下記のようなレコーダー必須

・Convergent Design Odyssey 7Qか7Q+とRAWオプション
・Atomos Shogun, Shogun Flame, Shogun Inferno
※今回はProResやDNxでの収録ではなくあくまでRAW

 

1と2の場合は運用面でプロダクション・ポストプロダクションで時間とデータ量に伴うコストが掛かるという以外はほぼ問題なく運用が出来るわけなんですが、、、

問題なのは3のケースです

Odysseyは比較的安定して収録できるもののこちらは基本的にはOdyssey専用メディアを使うことになるので結構そちらのコストがかかります💸

Atomosになると汎用SSDを使うため使うメディアによっては速度が足りなかったり、オーバーヒートしたりと問題も結構あったりで💦

写真では1枚でも動画では1秒間に24枚とか30枚とかへたすると60枚撮影したりするので記録する側の負担も結構高かったりするんですよね。

しかも撮ったデータ量は膨大だし、、、

やっぱり中小企業には現場での運用も、ポストでの運用もまだまだ大変だな~と💦
しかもユーザー側の知識もまだ多くない(゚д゚)ガーン

そう感じることがあった今日この頃です🎥

そんなこんなでやっぱり手軽に(?)スモールパッケージで圧縮RAW(しかも圧縮率をユーザーが設定できる)で動画撮影できるREDのカメラが現状では一番安定して運用出来るRAW収録機だな~という結論です。
高いけどね💸💦

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FUJINON MK 18-55mm T2.9を1ヶ月使ってみてレビュー

ここ数年でだいぶ盛り上がりを見せている低コストシネレンズ市場
その中でもちょっと意外な感じで登場したFUJINON MK 18-55mm T2.9ですが、1ヶ月ほどデモ機をお借りする事が出来ましたので使ってみた感想などを。

まずSpecのおさらいですが:
Zoom比: 3x (使いやすいレンジ)
close focus: 2’9” macro 1’2.9” (マクロまで入れるとだいぶ使いやすい でも”マクロ”じゃない)
Sensor size: 24.84mm x 13.97 (Super35/APS-C専用)
Iris: 9 blade aperture (よい円形)
Filter: 82mm (丸形フィルターが使えるのは何かと便利)
前枠径: 85mm (?)
E-mount専用 (Xマウントも出るらしいが…?)
980g (軽くて助かる)

ほんと使いやすくてお値段もお手頃
Eマウントの標準ズームレンズは今まで我慢して24-70 F2.8 GMを使ってましたが、コレに換えたい!
Sonyの純正Eマウントレンズのby wireスカスカフォーカスには動画屋さんとしては耐えられないんです!
個人的にはお手頃価格帯シネズームレンズだとZeiss 21-100mm T2.9-3.9 LWZ.3がオススメなんですがね^^; これは好みと価格で好きに選んでもらえればいいかなと。
どのレンズもそうですが、一度借りて使ってみる事をオススメしますm(_ _)m

とにかく昨今の低価格帯シネレンズブームはビデオグラファーの人達にとってはチョイスが多くなって福音ですね✨️

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Panasonic GH5やいかに!? 開封動画

待ちに待った… 人も多いはず。
遂にあのカメラの発売日
そうPanasonic GH5

ちょっとゴツクそして重くなってお高くなって出てきましたよ。
アマもプロも待って人も多いだろうね。
https://www.amazon.co.jp/Panasonic-ミラーレス一眼カメラ-ルミックス-ブラック-DC-GH5-K/dp/B01NAWQJ8E/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1490360748&sr=8-1&keywords=GH5

ということで早速届いたカメラの開封だけしてみました。
相変わらず細かい事は話してませんが画質や使い勝手は追々検証していこうと思います。

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FUJINON MK 18-55mm T2.9の衝撃

昨年から続く低価格シネレンズブーム
「シネレンズなんて高くて個人では買えません💸」というのは過去の話
Zeiss Angenieux Sigma Tokina Canon Samyangと各社がZoomレンズでも1本40−100万円 単焦点だと1本20-40万円という低価格でレンタル用レンズというより個人/オーナーオペレーターの持ちレンズとして期待するレンズが続々と発表・発売されてますよ〜

今年に入ってCP+直前にFUJINONからも新しい低価格シネレンズが!
その名もFUJINON Cine Lens MK 18-55mm T2.9/MK 50-135mm T2.9

先日半蔵門にあるProGear半蔵門にてメーカー主催のTouch and Try的なイベントがあったので行ってきました。
https://www.system5.jp/products/detail83143.html
まずは18-55mmが先行して発売されるようで、同サイズ・同重量の50-135mmは2017年夏予定しているとの事でした。

このレンズ何が驚愕って、とにかく小さくて軽い!
Emount専用、Super35(APS-C)専用と言っても従来のシネZoomレンズとしてはビックリするぐらい!私が個人使用しているCanon 70-200mmのズームレンズよりも小さくて軽いんじゃないかな。デモ機をお借りできそうなのでもし機会があればその辺レビューしていこうと思います。

10−20分程会場で試しただけなので画質についてはあまり詳しい事は言えませんが、シネレンズ特有のParFocalでBreathingの(ほぼ)無いシャープな画を写していたと思います。第一印象としては他のFujinonレンズと同じ傾向の画作りかな〜、ってな感じです。

親指から小指に収まっちゃうサイズ感

それでいてマニュアルのアイリス・ズーム・フォーカスの3本リングはある程度の重みがあって使いやすそうでした。(TV系B4レンズに慣れている人にはちょっと重いと感じる意見もあったそうです)

あの軽さを実現させる為に3本リング以外はプラスチック使用でしたがそれはそれで使い方次第かなという感じでした。この辺は個人の好みも入ってくるので実際に触ってみてから判断されるのが良いでしょう。小さい・軽いと言ってもMirrorlessカメラと合わせるとバランスが悪そうですのでこの辺も個々人で試してみてからね。

今のところEmount専用ということでSony FS5やFS7のユーザーがターゲットのようですが、今後FujifilmのXmountにも対応するそうです(X-T2で使うってことか?💦)。

Fujinonレンズと言えばこれまで良質のZoomレンズを沢山世に送り出してきた過去もありますので、この価格帯でもラインナップが多くなってくれば「使ってみたい」という人も多いのではないでしょうか。

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