FUJINON MK 18-55mm T2.9の衝撃

昨年から続く低価格シネレンズブーム
「シネレンズなんて高くて個人では買えません💸」というのは過去の話
Zeiss Angenieux Sigma Tokina Canon Samyangと各社がZoomレンズでも1本40−100万円 単焦点だと1本20-40万円という低価格でレンタル用レンズというより個人/オーナーオペレーターの持ちレンズとして期待するレンズが続々と発表・発売されてますよ〜

今年に入ってCP+直前にFUJINONからも新しい低価格シネレンズが!
その名もFUJINON Cine Lens MK 18-55mm T2.9/MK 50-135mm T2.9

先日半蔵門にあるProGear半蔵門にてメーカー主催のTouch and Try的なイベントがあったので行ってきました。
https://www.system5.jp/products/detail83143.html
まずは18-55mmが先行して発売されるようで、同サイズ・同重量の50-135mmは2017年夏予定しているとの事でした。

このレンズ何が驚愕って、とにかく小さくて軽い!
Emount専用、Super35(APS-C)専用と言っても従来のシネZoomレンズとしてはビックリするぐらい!私が個人使用しているCanon 70-200mmのズームレンズよりも小さくて軽いんじゃないかな。デモ機をお借りできそうなのでもし機会があればその辺レビューしていこうと思います。

10−20分程会場で試しただけなので画質についてはあまり詳しい事は言えませんが、シネレンズ特有のParFocalでBreathingの(ほぼ)無いシャープな画を写していたと思います。第一印象としては他のFujinonレンズと同じ傾向の画作りかな〜、ってな感じです。

親指から小指に収まっちゃうサイズ感

それでいてマニュアルのアイリス・ズーム・フォーカスの3本リングはある程度の重みがあって使いやすそうでした。(TV系B4レンズに慣れている人にはちょっと重いと感じる意見もあったそうです)

あの軽さを実現させる為に3本リング以外はプラスチック使用でしたがそれはそれで使い方次第かなという感じでした。この辺は個人の好みも入ってくるので実際に触ってみてから判断されるのが良いでしょう。小さい・軽いと言ってもMirrorlessカメラと合わせるとバランスが悪そうですのでこの辺も個々人で試してみてからね。

今のところEmount専用ということでSony FS5やFS7のユーザーがターゲットのようですが、今後FujifilmのXmountにも対応するそうです(X-T2で使うってことか?💦)。

Fujinonレンズと言えばこれまで良質のZoomレンズを沢山世に送り出してきた過去もありますので、この価格帯でもラインナップが多くなってくれば「使ってみたい」という人も多いのではないでしょうか。

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やっぱり小さいのは正義 IDX DUO-C95

カメラは何で動く?
そう、電気です!
ではロケに出て何でカメラを動かす?
そう、バッテリーです!
バッテリーを長持ちさせたいんですが!?
じゃ〜バッテリー大きくしましょう!

そんなことしたらカメラ重くなっちゃうじゃないですか〜❗️

っていうのが今まででしたが、先日購入したIDX DUO-C95が早速役立ってくれました。
ロケへ持ち出すのも軽くて便利だしバッグの中でかさばらない、カメラに取り付けたら小さくて運用が楽。
もちろん93Whというのが容量として十分か!?という問題は残りますがそれでも今までのV-mountバッテリーに比べれば容量・重量・サイズの面で十分役に立ってくれてます。

山中ロケでの一コマ

今までのDUOバッテリーを下取りに出してもうちょっとDUO-C増やそうかな〜

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そろそろ確定申告の季節

Yayoi Onlineが便利です
ワタシは確定申告を初めて2年目ぐらいから使い始めましたが、未だに確定申告の細かい事はま〜ったく分かりません💦
最初は白色、そして今は青色を有料で使ってます💸
このサービスのおかげで生き延びてます🙏
これがなかったら昨年も確定申告を乗り越えられませんでした💦

使い方は至ってシンプル
とにかく現金を使ったりカードで買い物したらじゃんじゃん記帳していけばOK
項目を何選んだらいいか全然分からな〜い!という問題にもぶち当たりますがそれでも猪突猛進打ち込んでいけば勝手に確定申告用のフォームにしてくれるので、考えるよりもとにかく打ち込め!という神ソフト💻

身内の税理士に言わせると通常の弥生会計ソフトに比べ出来ない機能も多いらしく「不便だ!」とのことです
でもワタシのようなフリーランスにはこれぐらいが丁度良くもあります

今年は税務署には行かずオンラインでの申告に挑戦しますm(_ _)m

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バッテリーは地味に大切だ IDX DUO-C95

三脚の次に意外と軽んじられている物
そう、それがバッテリーです⚡️
バッテリー一つでカメラ(その他周辺機器)のもちも良くなるし、昨今は他にも付加価値を付けたバッテリーという物も多々あるんですが、以外と「高い💸」って感じちゃう不思議な存在なんですよね。

丁度年度末も近づき世界一大きい放送機器展NABの足音も聞こえ始めた昨今、昨年のNABだったかで発表になってずっと「欲しいなぁ、買おうかなぁ」と思っていたバッテリーがキャンペーンセールをやっていたので1セット購入してみました。

その名も”IDX DUO-C95” 購入はこちらから

以前からIDXのDUOシリーズは愛用していてたのですが、昨年発売が始まったC95とC190は容量が増えて機能・重量はそのまま、その上C95は薄型になるという。

まずはSpecのおさらい *太字は旧型との違い
・容量: 93Wh (14.4V 6.4Ah) 2Wh増えました
・最大出力: 70W/6.3A 6W減ってます
・外形寸法: 97(横)×146(縦)×39(厚み)mm だいぶ薄くなりました
・質量: 約620g 100g程減った?

DUOシリーズの最大の売りはなんといってもバッテリー自体にDタップが2つ+USBが付いている事。これでメインのカメラ以外にもモニターとかiPhoneなんかも運用・チャージが出来ちゃうという優れもの。

もちろんバッテリー残量チェック用のLEDもサイドにございます
この青いDtapの端子なんだ!?
というとこれもこの世代からの新しい機能の一つ!
なんとDtapで充電しちゃいましょう!っていうなんとも素敵なDtap Advanced

中央にピンが一つ増えてここを使って新しい充電器でチャージします

こんな感じでお手軽Vマウント運用が出来ちゃうという
ただ従来の充電器に比べだいぶ充電にかかる時間が長そうなので大量にバッテリーを消費するような現場の時は2連・4連のチャージャーを使いましょう⚡️

以前のDUO-95とのサイズ比較

正面からだとわかりづらいのでサイドから

大体厚みが以前の2/3ぐらいになってロケなんかに持っていくには非常に助かる。

ホント小さな事ですが容量(ほぼ)そのままでサイズがこれだけ小さくなった事がこのバッテリーの最大の魅力なんじゃないでしょうか。
充電器と合わせると相当小さなパッケージになるので今まで躊躇っていたVマウント運用もだいぶ気軽になりました。
Director’s MonitorとかSound Recorderとか大きいバッテリーを付けて使うのが嫌だったのでその辺でも活躍してくれそうなこのDUO-C95バッテリーに今後期待です!

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国内外カメラメーカーの違い

ちょっと思い立ったのでカメラメーカーごとの傾向を考えてみました。
但し業務用・大判センサーの物に限る❗️

そもそもこんなことを考えるのは自分がCanon C100とかSony FS5みたいな軽くて小さいカメラをずっと欲しいと思っているのに手が出せない理由に起因するんですが。

上記の2つのカメラ何が気に入らないのかと聞かれれば、とにかく「上位機種の劣化版だから」という事に尽きる。これは日本国内メーカーに共通する傾向で下位機種になるとメインの差として画質等を落として価格差を正当化しているように思うんですよ。
Panasonicに関して言えばGH4/5からVaricamまでその間が無いのでここでは言及しませんが💦

カメラメーカー モデル レゾリューション コーデック ビットレート/カラーサンプリング
Canon C100mkII 1920×1080 AVCHD/H.264 35Mbit/sec 8bit 4:2:0
C300mkII 4096×2160 MPEG-4 AVC/H.264 410Mbit/sec 10bit 4:2:2
Sony FS5 3840×2160 XAVC LongGOP 100Mbit/sec 8bit 4:2:0
FS7 4096×2160 XAVC Intra 300Mbit/sec 10bit 4:2:2

上の表は代表的な設定を30pで撮影したとしての引用です。
簡単に言えば4Kで撮影できるけど8bit 4:2:0の低いビットレートコーデックでしか撮影できないというのが代表的でしょう。他にもIntra CodecとInter Codecの違いなど細かなところを見ていくといろいろあるんですが、、、。
勿論様々な理由があってこうなっているのは承知してますがこれが一番引っかかるんですよ!

それに引き替え海外カメラメーカー(ここではARRIとREDを参考にしますが)は画質はそのままに単純にレゾリューション(4KとかHDとか)で差を付けるんですね。

Camera Maker Model Resolution Codec bitrate/color sampling
ARRI AMIRA 3200×1800 ProRes だいたい764MB/sec 12bit 4:4:4
ALEXA SXT 3414 x 2198(Open Gate) ProRes/RAW だいたい764MB/sec 12bit 4:4:4/ 12bit RAW
RED Scarlet-W 5120 x 2700 RAW 100MB/sec 16bit compressed RAW
EPIC-W 8192 x 4320 RAW 270MB/sec 16bit compressed RAW

上記も30pの平均設定の場合ですが、違いはレゾリューションとそれに伴ったビットレートぐらいでコーデックも一緒なんですね。
REDのScarlet-WとEpic-WはセンサーがDragonとHeliumで世代が変わったので一概に数字だけで違いは出せないけど基本思想は同じ。両社ともプロセッサーとレコーディングユニットの差で解像度とフレームレートが変わるけど他は全て上位機種と統一してる。

この辺がどうも日本のエンジニア&営業には分かってもらえないんだよな〜

プロの動画制作者の好みは解像度の差ではなくて後処理にも耐えるコーデックだったりすると思う、という今日この頃です🎬

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